小樽 喫茶コロンビア
これは「聖樹のパン」第55話。
コロンビアという小樽の花園銀座商店街にある喫茶店を
たかはし慶行君に扉絵に描いてもらいました。
小樽に昔からある喫茶店で、
高校時代パフェが巨大だと噂を聞いて時々立ち寄っていました。
この記事を書くにあたってネットで調べてみたらなんと創業1948(昭和23)年だそうで今改めて驚いています。
コロンビアの詳しい情報はこちらのブログで➡
https://www.smartmagazine.jp/hokkaido/article/cafe/5339/
https://www.smartmagazine.jp/hokkaido/article/cafe/5339/
ここを表紙にしてもらったのは
小樽のシンボル的な喫茶店であることと、
小樽のシンボル的な喫茶店であることと、
私の青春時代の思い出のある場所であること。
そして「聖樹のパン」にとって、
私、たかはし、YG担当Nにとって、このお店が忘れられない場所となってしまったから。
2017年夏、初めて小樽アニメパーティーに「聖樹のパン」が招待された記念すべき日の前夜に事件は起こりました。(笑)
横浜に住む私と京都在住のたかはし慶行氏はこの時に会ったのがお互い初対面。
「聖樹のパン」を愛するがゆえに議論は次第に熱くなってゆき、
やがて3人で大ゲンカ。
深夜、喫茶コロンビアの奥の席で3人それぞれ互いの仕事を批判しあう、
大人たちの醜態をさらしていました。
まぁ、漫画の連載の継続にはお互いそれだけプレッシャーが掛かるわけです。
口論はすれど、3人のベクトルは一緒
「聖樹のパン」継続のために何が出来るか、方法はあるか?
翌日アニメパーティーの晴れ舞台で
「人気漫画の原作者と作画家でーす」とニコニコ挨拶していましたが
実は人気もそれほど無く、
五里霧中の重たい悩みを隠しつつのトークショーでした。
ショーの後、
小樽の皆様の歓迎と、やさしさと、温かい応援に涙腺ユルユルになった僕らは
改めて「聖樹のパン」をヒットさせるべく決意を新たに団結したのでした。
この後、たかはし慶行君と二人で小樽の街を歩きながら
「こんなに良くしてもらった小樽に恩返しをしよう」
と扉絵に毎回小樽の風景を入れ込むことに二人で決めました。
そういう訳で「聖樹のパン」の扉絵は毎回小樽の風景を描いています。
アニメパーティー前夜の喧嘩の後、
喫茶コロンビアを後にしてそれぞれホテルの部屋に帰り、
たかはし慶行君は悔しさに泣き、僕は谷底に落ちて悩み呻いていました。
そうして「聖樹のパン」はバトル編へと舵を切って行ったのです。
たかが漫画、
されど漫画。
されど漫画。
「聖樹のパン」をヒットさせるべく
今日も僕らは横浜と京都でもがいています。
皆様の温かい応援を心から感謝申し上げます。
聖樹のパン(6) (ヤングガンガンコミックス) 山花典之 https://www.amazon.co.jp/dp/4757558244/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_ESlaEbVN3349P @amazonJPさんから