町パン ブルゴーニュ
#聖のパンのパンファイル 03
横浜都筑区勝田町にあったブルゴーニュさん。
2014年、パンという題材を見つけた僕はまずはご近所のパン屋さんに飛び込みました。
以前からこの店のパンが好きで、近くを通った時に買って食べていて、
ファンだったので
最初の取材はここ!と決めていました。
事情を話すと無言で中に入れてくれました。
昭和49年から創業40年(当時)。
週1日の休み。
開業してから「ほとんど旅行にも行ったことがない。」という話にとても驚いたのを覚えています。
「嫌になったりしなかったんですか?」
「人生始まってしまったら嫌とか言ってられないだろ?」
その答えにさらにノックダウン。
僕の人生観を変えた大きなセリフでした。
「どれか一つ、機械が壊れたら終わりだよ」と笑っていましたが、
最後は奥様のケガがきっかけで閉店に。
今は店を畳んでご夫妻で何処かほかの場所で静かに暮らしていると伺いました。
2017年の僕の個展に大きな花を贈ってくださった。
本当 恐縮でした。
ブルゴーニュのパン。
美味しかったな・・・。
おじさんが20数年使い続けたパン用ピール
閉店されたときに記念にいただきました。
おじさんのサイン入りです。
当時の取材メモ 店内の間取りが描いています。
取材中に小学生たちがお店訪問でやってきました。
やり取りが面白い。